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Channel: 哲おじさんの釣り日記
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禁漁間近の爆釣にご満悦

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今シーズンも残り3週間となってしまった。

最後の思い出づくりには・・・・と、北信地区の友人から紹介された、氏曰く隠し沢。
あまり一般の釣り人が入っていないというのも、地元では有名なクマの巣とも言われているところで、頻繁に熊が出たという情報を耳にしている。
しかし、釣り欲が勝り、熊と遭遇するのは覚悟で出向いた。

メンバーはいつもの5人だが、渓が細いこともあって入渓点から上下に分かれて釣ろうと川崎さんの提案で上流部に3人、下流部に2人となった。
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上流部には小生とバネちゃんこと赤羽さんと上原さん。
昨日までの大雨のせいか・・・普段の倍以上の水量、そして至る所で土砂崩落があり、危険この上ない状況。しかし・・・誰一人と引き返そうとは言わない。
無理もない、下りとは言え入渓まで2時間も歩き、標高差も約300mとキツ~イ歩きだっただけに、
帰りを考えると・・・・と、誰もが胸中をよぎっているに違いない。

イメージ 2まずは「ハイ~」とバネちゃんが初ヒット。いい顔してる・・・えッ?魚だよ。

イメージ 3それにしても・・・上原さんは怖いもの知らずの御仁で、この程度のヘツリも苦にならないらしい。ちなみに我々は高巻した。

イメージ 4笹にごりだけに、ミミズが良いだろうと多めに持参した。バッチリ!!大一投からヒット!

イメージ 5丁寧にポイントを探る上原さん。ここでは28cmの岩魚を引き上げた。

イメージ 6この日は条件がぴったり!という事らしい。淵に瀬に・・どこからでもヒットする。それだけ魚影が濃いという事か、隠し沢と言うだけのことがある。

イメージ 7ここは放流するような場所でないだけに、腹が眩しいほど黄色に色ついている岩魚が立て続けにヒットした。

イメージ 8小生がヒットしたまるまる超えた岩魚。お腹にいっぱい卵が入っている様子。
この後、よどみなくヒットして魚籠に納まった。

初釣り!に胸躍る

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いよいよ2016シーズンの解禁だ。
既に2月16日に長野県内の渓流の多くが解禁になっているが、
なかなか時間が取れずこの日になってしまった。
メンバーはいつもの強者たち3人。
3人とも既に初釣りは済んでいる為、今シーズンの初釣りは小生だけ。
目指すはまだ雪深い白馬へいざ行かん!
まずは3月5日の日釣り券を白馬のコンビニで購入

イメージ 2今年は雪が少ない?と言っても渓にはまだまだたくさんの雪が・・・・。
とはいっても、やはり例年よりかなり少ない。
例年だと水際に下りるのにも苦労するほどの積雪だが、今年は難なく下りれる。
それより、水量が少なく、これじゃあ釣りにならないのではと不安がよぎる。
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少な目の雪で遡行も楽々と、足取りが軽い滝さん。

イメージ 4雪が深くなってきた。
水が少ないだけに、例年だと高巻きしないといけないところも川通しで遡行できる。
遡行が楽とは言え、水量のせいか誰一人とてアタリもない。
既に入渓して2時間以上経っている。
「こんなはずではないのだが・・・・」と、期待外れにガッカリ。

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仕切り直しの為にとひとまず朝食タイム。
「これじゃあ、上に行っても今日はダメじゃないか」と消極的な、
いや諦めが早い3人は納竿すると言い出す始末。

(内心)『今回が初めてじゃない人達だから、まあ、気持ちも分かる・・・・でも、オイどんは初めてだけに、初釣りが今シーズンの運試しとなれば、ここで諦める訳にはいかない』

結局、3人とは別れて、一人でチャレンジすることにした。
それにしても、危険極まりない雪中行軍ならぬ雪中釣行。
安全第一!でと気を引き締めリスタートを切った。

イメージ 6そして・・・・3人と別れてから早々に、
冬越えで大物が居付いていそうな格好の淵が出てきた。
5Bのデカオモリを付けて泡の中にズドン!と放り込んだ途端・・・・、
水流で押し出されるはずの目印が一瞬止まって、逆に奥へと引き込まれて行った。
『来た!』と竿を立てるとずっしり重い。

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ぐっと手前に引き寄せ、慎重にとタモを取り出して取り込んだのは33cmの岩魚。
『ヨッシャあ、やった!!』と、早速、携帯で撮って別れた釣友にご報告。
3人の心中?を想像して、してやったりとニンマリしたのだった。

イメージ 8別れてから1時間余り、大きな堰堤下で23cmと25cmを追加して、
都合3本。
晩酌用の刺身サイズと家族の夕食用塩焼きサイズが魚籠に納まったところで納竿。

イメージ 9帰路、雪深い林道に出る途中、カモシカ糞が大量に置き土産。
雪中行軍では、大型動物の足跡に合わせて足を運ぶと沈みが少なく楽だ。

2016シーズン初釣行で尺上33cmの岩魚が最初の一本とあっては、
今年も良い釣りが出来そうな予感がする。(完)

雑誌「つり人」掲載報告

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月刊「つり人」にはずいぶん前から投稿しているが、
時には編集から取材釣行をと話があり、カメラマンや編集担当と一緒に出向いている。
最近だと今年の2月25日発売のつり人3月号、
昨年では10月号で津留崎カメラマンと八木副編集長(当時、今は編集長)と乗鞍高原に一緒した。
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3月号の表紙。
イメージ 2記事はカラー5ページで、
日本海の糸魚川に流れ出る姫川の下流域の支流小滝川の早春だ。
3月号なのでまだ書店にあるかも・・・。

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昨年10月号。
8ページにわたる豪華グラビア記事という事もさることながら、
表紙にいるつり人も小生。

イメージ 4滝をテーマにした特集号で、
高さ70~80mもある滝下での釣りは圧巻だった。
勿論!ここまで入る源流域ではヘルメットは必須のアイテム、
表紙の滝は標高2000mに少し欠ける、岩魚の生息限界に近いところでの釣りだ。

哲おじさんの趣味の部屋

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以前も紹介したことがあるが、年々、釣りグッズが増えてきている。
使いもしないのに・・・・と自分でも思うのだが、
何故か衝動買いをしたり、釣友達からの戴きものもので増えているのだ。
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趣味の部屋の釣りコーナーのほぼ全貌。
手前にはスキー、カメラ、ゴルフや果実酒などがビッシリ詰まっている。

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かなりお値打ち物の魚籠や釣り竿など、
もうすぐ年金生活に入るだけに、買いだめしたものを友人達に買ってもらって生活する日が近いかも知れない。
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北海道新幹線「はやぶさ」に乗った!

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半世紀の夢が叶った記念すべき日・・・3月26日に北海道新幹線が開通した。

北海道育ちの小生にとって、感慨深いものがある。
オホーツク海に面した紋別市に生まれた小生が、本州(北海道では内地と呼んでいる)とりわけ東京に出るには特急列車で函館まで、そして青函連絡船で4~5時間かけて津軽海峡を渡り、また特急列車に揺られて東京迄、何と・・・24時間余りかかっていたと記憶している。

当時(今から50年も前に事になるが)、飛行機など利用することはまずなかった。
もっぱら列車の移動で、今考えると気が遠くなるような移動だったのだ。

前置きはさておき・・・ちょうどこの日、仙台で全国専門学校サッカー連盟理事会があり、
長野から大宮乗り替えで新幹線で行くことになったのだが、ちょうどこの日が北海道新幹線が開通する日と知って、もし乗れるならと指定席を頼むと『あと3席空いているので・・・』という事で、
大宮発10:00の『はやぶさ11号』の指定が取れたのだ。
イメージ 1はやぶさ11号1番A席の切符。

イメージ 2大宮から1時間7分、次の停車は仙台だ。

イメージ 3ホームの乗車位置で待つこと2分。
長野を出たのは8:55分で大宮着9:54分と乗車時間59分、待ち合わせ6分で乗換とチョット気忙しかったが無事乗車できた。
行き先は『新函館北斗』とある。

イメージ 4はやぶさ11号が入線してきたがカメラの調子が悪くこの画像と、
チョット不満。
イメージ 5仙台で降りて、はやぶさ11号の後姿を撮ろうとしたが、
またしてもうまく撮れていない。
しかし早い!!長野から511kmの距離を正味乗車時間2時間6分という事は、
平均時速255kmで走ってきたことになる。いやはや、早い!!のなんのビックリした。
ちなみに長野からは『かがやき』号で長野の次の停車は大宮、そして仙台だから大宮しか止まっていないことになる。
帰路も同じ『はやぶさ』から『かがやき』への乗り換えで大宮だけの停車だった。
車中で一杯なんていって飲んで寝過ごすと長野の次は富山だって・・・、
乗り過ごしては大変な事になると気が抜けない1時間だった。

山形の釣友と至福の時

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 いやはや・・・すっかりご無沙汰してしまったブログ。
というのも、4月にパソコンを興味半分でウインドウズ10にアップグレードしたら、
何と!!????画像がアップできなくなってしまって、ネットで見たら当たり前の様になるらしい。
31日経っていなかったら戻せるとの事だったが、ついそれもせず・・・・。
自分でいろいろとやってみたが解決できず、先週、お助け隊に自宅まで出向いてもらって、
やっと回復・・・というより、新たなアップ方法を教えてもらったという顛末(言い訳がましい!!)でした。
ということで、時期は後するが、ネタはたくさんあるので順次アップしていくので、宜しくお願いします。

 5月中旬の金曜日、山形への出張があって、週末なのでそのまま山形の釣友、ブログで知り合った「なおき」さんに無理を言ってお付き合いをお願いした。
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 山形県新庄市から西へ向かった最上川支流。
水量も多く、我々が今シーズン初めての入渓?らしく、良い釣りをさせてもらった。
まずは案内役のなおきさんに感謝!!
 
イメージ 23年前も長野の釣友達を案内してもらったなおきさん、この日も相変わらず準備してくれたのはバイク。軽トラックに積み込んでいざ出陣!
着いたところは山形市内から85kmのところ。









             イメージ 3       何とそこからバイクで15km、道なき道…まだ残雪がの頃林道を1時間余り走った。
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イメージ 5こんな看板も山形ならではのもの。











 山形のホテルを出発したのは5時半。
入渓ポイントに到着したのは9時と、3時間半かけてやっと渓に立った。まずは案内役のなおきさんが第一投!と思いきや・・・いつも案内役に徹している謙虚なお方で「どうぞどうぞ先にやって・・・」と、好ポイントを譲ってくれた。

そして、エサをポイントに落とすや一瞬!ガツ~んと強いあたりで、泣き尺のビッグサイズがヒット。
いやあ、もうこれで満足!というほど最高の段取りに驚いた。

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  なおきさん、一見してベテラン釣り人を思わせる身なり格好に思わず、う~ん流石。
遠来の客人に先をと、なかなか前に出てこない・・・「一緒に行きましょうよ」と声掛けして、やっと一緒のペースで釣りあがって行くことにしたのだが、ポイントポイントごとにヒットする好サイズだけに、持ち帰ることもできないとリリースしながら遡行した。

イメージ 7泣き弱サイズが面白いようにヒットする。



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渓沿いにはシラネアオイがきれいに咲いていた。渓流釣りの楽しさ、醍醐味は釣りのみならず、こんなところにもあるのだ。











竿をだして2時間、何か・・・1ヶ月分の釣りを一気にやった気がして、もう十分楽しんだと、
早めの昼食を摂って、なおきさんの提案でもう一つの楽しみをと移動することにした。
それは、バイクでの帰路、山菜を採りながら帰ろうというものだった。

時期的に、コシアブラ、タラの芽などなど。
途中、ワラビが出ているところがあるんだけどと立ち入ったが、まだ雪解け間もないだけに早いかと
今回はお目にかかれなかった。
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今夜の食卓でてんぷらに・・・。
自然恵みは、食べるだけ採るというなおきさんの徹底ぶりに感心した。

午後早い時間に宿泊先の天童まで戻り、まだ明るい時間から居酒屋で釣り談義。
その後、場所を代えてと高級スナックに移動して、遅くまでこれ以上ないという楽しいひと時を過ごした。
これがまさに至福の時というのだろうか・・・今年、もう一度来たいからお願い!と我儘を頼んでこの日は閉じた。なおきさん、ありがとうございました。また、宜しくお願いします。





















ヤマトイワナとの出会いを求めて

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今シーズンも間もなく禁漁。
結構、釣りには行った今シーズンだったが、イマイチ?思うにままならない釣りだった。
そこで今シーズンの締めくくりと企画したのが、ヤマトイワナの聖地と言われる山梨県早川上流、北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)界隈を源として流れる野呂川釣行だった。

とはいえ、初めての釣行だけにインターネットに掲載されている記事から情報収集、2万5千分の一の地図の購入、鳳凰三山で山小屋を経営している友人からの情報、交通機関や釣りの起点となる広河原山荘への問い合わせ等々、入念な下調べで万全?として実行。
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広河原へのタクシー移動の途中、天皇陛下ここまで来られたという見晴らし点から北岳と間ノ岳を望む。
右のピークが北岳、左が間ノ岳、富士山を含めて日本の山の高さの金・銀・銅が山梨にあるとタクシー運転手のガイド。

今回の出発地は無二の釣友、川崎さんの山荘。
メンバーは滝澤さんとの3人。
ここからだと自家用車の終点、芦安温泉市営パーキングまで90km弱と、岐阜や富山に比べると遥かに近い。
芦安駐車場からは荷物が多いからとジャンボタクシーの貸し切り。
タクシーだとキャンプ地まで5分という至近距離まで行けるので最高!ということになるが、片道50分、1万円の料金は少人数ではチョット・・・。
でも、バスや乗り合いタクシーに乗ることを考えると自由がきくし、荷物が多い場合にはこれしかない!

今回は、どうも天候が思わしくないから、山荘宿泊かテント泊か決めかねて二転三転、結果は広河原山荘キャンプ場を基地とすることにした。
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まずはテント設営して・・・、こんな大きなテントやタープを持参したのも、タクシーから5分でキャンプ場という立地条件があってのこと。
普通じゃ考えられない?山岳釣行で~す。












さて、準備万端、いざ出陣!
実はテント設営時に、ここ野呂川の主(とご本人は言っておられました)のお方から、懇切丁寧に釣り場の説明を頂いた。
そのお陰・・・そうですよね~初めてで右も左もわからない我々にとって、紙情報だけでは釣り場の選定は無理なこと。
助かりました・・・ありがとうございます。

ということで、キャンプ場から徒歩30分ほど林道を上流に遡り入渓。
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そこは・・・こんな山奥にこんな広い河原があるのか?
というほどの渓相、最もキャンプ場は「広河原山荘キャンプ場」だから、その名もこんなことからなのかと頷いた。













イメージ 6そして・・・まずヒットしたのは滝澤さん。

ヘイ!見たかと、誇らしげに腕自慢とも思える笑顔が憎らしく見える。

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綺麗だ!激流で育っただけに尖った大きな尾びれ、斑紋のオレンジ色。
しかし、この岩魚が古代から生き延びている純粋のヤマトイワナなのか・・・チョットイメージと違う。古代から時間が経ていく中で、その亜種があってもおかしくないと思うから。

イメージ 8しばらく釣りをして・・・
今夜の食材となる量が釣れたところで納竿したが、まだ1時半だ。

刺身サイズはなかったが、岩魚汁、唐揚げ用としてはサイズ・数とも十分。





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納竿したところから林道に出るすべはない・・・。
あまりにも切り立った両岸の岩壁だから。
南アルプスでの釣行の厳しさを改めて感じざるを得ない。

安全第一をモットーに、無理はしないとして、入渓したところまで川通しで戻った。

広河原の林道際には、南アルプスの案内図が建っていた。
自分がいる場所がここかと指さし見たが、険しい山奥に身を置いている自分達が信じられないくらいだ。

テン場に戻った時間はまだ2時半前。
ちょっと早いが、初日だけに翌日の体力を温存してと、お互い頷きながら、真昼間というのにまずは今日一日に感謝して乾杯!
そして、釣果を裁いて早速夕食の支度にとりかかった。
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                   滝澤シェフの唐揚げはプロ顔負けの手際の良さ。
岩魚の切り身に納竿後の帰路、道際で採ったヨモギやイタドリの新芽の部分や若いフキ等々。
食べられないものはないと数種類の野草をてんぷら仕上げ。
これが山中での食事とは、見事!の一言に尽きる。

イメージ 10して岩魚汁と近くで採ったキノコ、○○もどきで茸汁と贅沢この上ない豪華版。













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まだおやつの時間というのに・・・・早くも宴会開始。

こんな贅沢が堪えられない!
これがまさに至福の時というんだろう。

そして、周辺が暗くなる頃には・・・・もうすっかり出来上がって、まずは川崎さんがおやすみなさい。
まだ7時前、暗くなって1時間も経たないというのに。






そして・・・・滝沢さんと小生は、今朝ほど釣り場の案内をしてくれた主のところに陣中見舞いとお出かけ。
歓迎?されて一緒に釣り談義に花を咲かせた。
聞くところ、主と自称するリーダーを慕って、あちこちから集まってできた軍団で、この日はそのごく一部のメンバーという。   ※右の中央、水色のシャツを着ている方が主でありリーダー。
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それにしても、彼らは6人で一週間もここに滞在しているとの事。
ここがメインダイニング、両サイドに個人テントを張って、その上を大きなタープで覆っている。
完ぺきな集落?だ。
天幕設営は流石!と感嘆の言葉に尽きる。

そんな我々も9時前にはご就寝と帰宅?明日の爆釣を期待して、お休みなさ~い。

・・・・夜半am2:00頃、テントを激しく打つ雨音に目を覚ました。
凄い降りだ。
2人は激しい雨音にも全く関せず熟睡しているが、よくもまあこんな条件で寝ていられるものだ。
結局、明け方まで降り続いた雨は止まない。
あ~あ、これじゃあだめだ。

でも、遠くからきているのか、隣にテントを張っていた御仁は、夜明け早々、フライ竿を持って勇んで出て行ったが、こんな雨の中じゃあ、毛ばりでは無理だろうにと、他人事ながら気になった。

結局・・・降りやまない雨を恨みながらテント撤収、勇気ある撤退として帰路につくことにした。
今回は下見として・・・と言い聞かせながら、準備に労しただけの成果はないままに。
広河原キャンプ場から出てすぐ、国営のインフォメーションセンターを見学して、往路で頼んだタクシーを再びチャーターして芦安までの帰路についた。

それにしても深い渓谷を縫うように走るタクシーからの景色は素晴らしい。
運転手に聞けば、道路からはるか下を流れる川面までの標高差が400mあるという。

イメージ 13車から降りて覗けば足がすくむ高さだ。
今回は中途半端というより不完全燃焼だ。
天候の良い時期にまた来たい。













そして、出発地点の川崎山荘に戻って、いつもながらの豪華メニューで宴会第二部をしようと、こんなこともあるかもと予め食材を用意しておいたという。
川崎さんの計らいに感謝。
来年もまた行くぞと、チャレンジする日程を決めたのだった。
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一流レストランでも食べられない豪華イタリアン。
そこにスパークリングワインがついて乾杯!
まさに至福の昼食だった。(完)








つり人3月号への投稿

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いよいよ渓流釣り解禁。
解禁に先立ち、毎年1月25日に発売される「つり人」3月号では、渓流釣り記事が特集されている。
今年も例年に変わらずだが・・・チョットちょっと、何か3月号のイメージが違う。そう、3月号から誌面がリニューアルされたのだ。
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これまでのサイズから、B5版に変わった。その理由分からないが、以前入手した復刻版のつり人の創刊号は、B5版だった。この頃はまだA版仕様は殆どなく、一般的な書類もB5版だった。


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今年はつり人創刊70周年。
今、書物は手に取ってページをめくって読む時代から、パソコンをはじめとするIT機器で、いつでもどこでも見れるというペーパーレスの時代に突入している。
そうした中で、書店などで販売する雑誌の意義は大きい。
反面、販売数減少となることは否めなく、雑誌各社は販路拡大維持にいろいろな施策を打ってくるのは至極当然のこと。今回のつり人のリニューアルもその一環かもしれない。

ともあれ、今号に私のお薦めの渓流として投稿した記事がある。
場所は・・・
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是非、手の取って見ていただきたい。





今シーズン初の釣行

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長野県の多くの渓流が解禁になった。
とはいえ、この時期は積雪が多く、地域によってはまだ流れが埋まっているところが多い。
そんな中でも、雪が比較的少ないところで・・・と、今シーズンの解禁釣行は、上小漁協管轄で東信のと・ある渓に、無二の釣友滝さんと出向いた。

まだ水温は0℃近く、気温はマイナス10℃と、決して釣りを楽しむなんて条件じゃない。
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仕掛けに水玉ができ、目印はカチカチに凍る。
そんな厳しい条件でも釣りに出掛けるのは、我々だけなのだろうか・・・・盛期には多くの釣り人を見かけるこの渓には、今シーズン我々が最初のようだ。
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「踏み跡がない。我々が一番乗りだよ」
そんな会話の裏には、爆釣!!の期待は言うまでもない。


岩魚達も冬越えには、少しでも水温が高いところというのは、人様と同じ。
深さのある淵狙いが、この時期の釣り。そして、エゴの奥深くにじっとしている岩魚を引き出すには、目視でなく匂いでエサの存在を教えるという定説も知っての通りで、イクラがベスト。

その定説通りに狙った最初の淵。
滝さん、竿をだして間もなく、根掛かりしたのかと上げた竿の先には・・・・
何と!?尺オーバーどころか、見る限り35cmはありそう。

「やったああ、幸先良いスタートだ!」と、取り込もうとした瞬間、足元の雪の上を滑り台にして、するすると滑って水の中にポチャン!
『・・・・・・・
残念がる姿には掛ける言葉もない。
      イメージ 3その後、深みのある淵狙いで先に進むが、アタリがない・・・この時期は、アタリは限りなくかすかな感触だけに、あっても感じていないのかもしれないが。

結局、この日は竿を出して5時間、滝さんが「じゃんけん、パア」で、おいどんは泣きの1本。
まあ、初陣として魚の顔が見れたところでヨシ!!満足としなくちゃ。
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さあ、いよいよ雑魚川の解禁!

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イメージ 2 多分、日本で一番解禁が遅い?雑魚川が
4月16日解禁になった。

というのも、雑魚川は標高1300m以上での釣りで、この時期にはまだ奥志賀高原スキー場が春スキーで賑わっているという位雪が多いところというのが遅い理由だろう。


 特に今年は雪が多く、まだ河原に下りれないくらい、流れに際には1m以上もの雪が積もっているのだ。
こんなところで釣り?危険極まりない釣りかもしれないが、先ずは安全第一に。
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 今シーズン、4回目の釣行だが、これまでこんなことはなかったというくらい釣れていない。
 雑魚川の解禁時に釣れた記憶は少ないが、中野市に住む釣友山田君が、雑魚川初釣りに行くと聞いて一緒することにしたのだ。
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 実は、釣りに行くというより、20日から富山県に釣りに行く為のエサの川虫調達が一番の目的。
この時期はオニチョロが沢山捕れる雑魚川で捕って持参しよという事だった。

 自宅を出たのが正午だから、釣りに行くというには心構えが出来ていない?
現地までは自宅から1時間弱の距離。
陽が高くなってからのお出かけだったせいか、行く途中、沢山の子猿が道路端で日向ぼっこしていた。
まだ子供か・・・車に驚くこともなく、われ関せずと逃げる素振りは全くない。イメージ 3

 奥志賀高原着は午後1時を回った。
現地にはまだ除雪車が待機?スポーツハイム前のゲートには5月26日まで積雪の為通行止めの看板があるが、昨年は雪が少なく既にこの辺りにはなかった。

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 イメージ 5切明に抜ける道の入り口にも5月26日まで通行止めの看板があったが、まだ先の開通というのに、すでに除雪作業が進んでいた。
少し歩いて下流へ・・・




 連絡を取り合っていた山田君と現地で合流。
イメージ 8山田君は10時ころから入渓していたというが、これまでの3時間で魚籠に入ったのは2本とあまり釣果がないらしい。
 早速、小生も竿を出したが水温が4℃ということもあって、まだ魚たちは深みのあるエゴの奥にじっとしているに違いないと、春先に威力を発揮するイクラでと誘いを掛けるが反応はない。
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 ・・・・が、持参したミミズでじっくり粘って1本!と28cmの良型がヒット。
まだ錆で真っ黒な魚体で、盛期にはオレンジ色の眩い輝きをしている雑魚川の原種イワナもこの時期は醜い姿だ。

 川虫捕りも、河原に降りるにはあまりにも危険が多く、断念せざるを得なかった。
今一つ、乗り切らないままタイムアウトで納竿。
 
 なんか釣りもブログもイマイチ・・・シーズン初めってこんなもんか。

 
 


今、我が家の桜が満開!

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 我が家の辺りは標高580m。
今年の冬は雪が多く、春も遅かったせいか気温が上がらず、まだ霜が降りるくらい寒い日が続いている。
 やっと、庭の桜が満開になった。

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長野市の城山公園もこの週末は花見客で賑わっているらしい。
この界隈だと、須坂の臥竜公園や高山村の一本桜が有名。

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夜桜もちょっとお洒落かな・・・。

 庭には時期を同じくして芝桜も咲いてきた。こっちは満開までもうちょっとかな。
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春っていいよね~。











富山の源流域での釣り、雪多し!

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今シーズンの県外釣行は初めて。
釣友、川崎さんと出向いたのはこれまで行ったことがない渓流を目指してと、
地図を片手に決めた富山県常願寺川上流のと・ある渓。

何せ、二人とも平日釣行ができる特権を生かして、木~金曜日の釣行。
いいねえ~釣り人に会わない釣りって、
渓流を一人占めしたような気分になって・・・。

そんな時間に超!ゆとり釣行の為、
長野からの往路途中で寄り道、旧友を訪ねたり景色を楽しんだりと、
今までにないこと。
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ここは新潟県糸魚川から富山県へ向かった県境に近い「親不知」の名勝。

目的地に着いたのは午後3時。
下見をするために明るいうちに現地へ着こうという予定通りの行動。
下見もほどほど・・・・車中泊だけに、テント準備も必要なく、
4時には既に宴会モード突入!
<宴会シーンは割愛>

車止めがあれば、その先に行くためになくてはならないバイクだが、
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今回は積んで行ったものの林道に雪が多く、
走行不可として徒歩で入渓ポイントへ。







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歩くこと40分、落石あり雪崩の跡ありと、極めて危険?を顧みず、目指すポイントへひたすら歩く。
それにしても水量が多く、雪解け水で濁りもやや強め。
暫くは林道の護岸コンクリートの壁が流れに迫っていて、
とても遡行などできる状況でない。
イメージ 5やがて、林道を歩くのも困難な状況に・・・・。
やむなく?というより、当初からこの辺りからの入渓を考えていただけに、
爆釣を期待して、いよいよ竿を出す。
      ※流木の中に見えるのが川崎さん。見てのとおり、水量が多くポイントがない状態。
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そして、竿を出してすぐに!
やや小ぶりだが、それでもキープサイズをヒット!その後、良型2本を立て手続けに魚籠に入れたところで『小澤さん!ここいいね~。選択間違いなし!』とご満悦。

しかし、おいどんの魚籠は・・・まだ、空っぽ。
と思いきや、神はちゃんと見ていてくれた、いきなりの31.5cmの尺上サイズを
ドッカーンとヒット。
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尺上サイズの割には魚体が綺麗、
普通もっと主らしい風貌をしているのに・・・。
この川は餌が豊富で、成長が早いのかもしれない。

その後、川通しでの遡行が困難の為、
高巻きで林道に上がって2~300m歩いてまた渓に戻るといった繰り返し。
二人とも、体力が持たない!と早々にギブアップ。



イメージ 8もう少し奥に行きたいところ、だが・・・・。

納竿と覚悟を決めたところが、
この通り雪も落石もない林道とは皮肉。
しかし何より、もう体力が限界とピリオド。
















帰路、途中で鳥の巣が路上に・・・なんでだろう?
きっと巣立ち前の雛か卵をカラスが、啄ばむんで落ちしたものだろう。
自然の中で生きるための仕業といえど、そうとするなら可哀そう。

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結局、この日は尺上31.5cmを筆頭に、大物だけを数本魚籠に収めて帰路についた。
今シーズン、県内の近場での釣果が、4回行って4本と不完全燃焼のおじさんだっただけに、今回は満足満足の富山釣行だった。














40年ぶりの友と渓での再会

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 あれから40年、仲間と釣りで再会。
少し説明が必要か・・・20歳代の後半、冬になると白馬岩岳でスキーに熱中していた時期があった。
 当時の仲間達は、学生から社会人まで年代的にも幅広く、彼等との出会いがあって、今の自分があるといっても過言でないくらい、いろいろな事を勉強させてくれた貴重な存在だが、その後はなかなか会うことも連絡を取ることもなくなってしまっていた。
 が、ある時、当時のメンバーの一人から「OB会のライングループがあるけど・・・」と連絡があり、即!メンバーに入れてもらった。
いろいろな懐かしい話題の中で、釣りに勤しんでいるメンバーがいることが分かり、「じゃあ、今度一緒に釣りに行こう!」と計画したのが今回の釣行だ。 
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 その人は久保ちゃん。三重県在住だが、聞けば我々が良く行く高原川に、今春も雪深い解禁日に行ったらしい・・・。

 久保ちゃんと出向いたのは高原川の栃尾温泉付近のキャッチ&リリース区間と、その上流蒲田川だ。
※キャッチ&リリース区間は最近エサ釣は禁止になったとの事で、エサ釣り専門の小生は久保ちゃんの華麗なフライフィッシングの妙技を見て学べ(なんか当時のスキー技術習得を思い出す)。

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この橋の上流、堰堤から下流、高原川と蒲田川の合流点までがC&R区間だ。
上流の温泉水が流れ込んでいるせいか、水温が高い為に解禁時まもない3月初旬でもライズがあるという。この日も、目の前で尺はあろうか岩魚がバシャ!!っと幾度となくライズしていたのには驚いた。

 さイメージ 4て、高原川の上流へステージは変わって・・・。
 新穂高ロープウェイ山麓駅上の駐車場へ車を置き、入渓ポイントまでしばしの歩き。
しばしといっても、そうざっと1時間。
6月に入ったというのに、奥へと延びる林道にはまだ雪が・・・といっても、大きな雪崩跡で、これだとまだ5mから多いところは10mもあろうか、しかし雪崩のパワーには驚くほど。


 雪解け水が多く、下流域では釣りにならないと暫く林道を歩いてきたが、
そろそろといってもこの雪の量では・・・・。
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 この雪崩の雪のブロックの下流で少し竿を出して・・・ランチタイムの時間になってしまった。
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 時期的にまだ開かないロッジの庭先のテーブルを借用して、
久保ちゃんに是非食べてもらいたいと背負ってきた生ラーメン。
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 久保ちゃん、お世辞半分とは言え、美味しい!!って、食べてくれた。
調理人にとって嬉しい限りだ。








 釣りの景色はどこへ?という事だが、釣果のみをご披露!
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 お持ち帰り用として27cm~28cmの良型を4本。
何せ、フライマンの久保ちゃんは原則的に釣果は全てリリースというから、資源保護には大きな貢献者。反面、小生は「自然の恵みを美味しく戴く為に釣りに行く」という事もあって、食べる分だけは魚籠にいれている。
                   
イメージ 10これは久保ちゃんのスーパーマシーン。
防水というこのカメラは、つり人には頼りがいのある最高のマシーンだ。



そして、早々とこの日の宿泊先、栃尾温泉の栃尾荘へチェックイン。この温泉民宿は久保ちゃんお薦めの定宿というが、曰く「宿を選定する条件は、女将が美人でないと・・・」というだけ、女将も若女将も超!美人、なるほど~と納得。ここではご本人の了解を貰っていないので、個人情報保護法にのっとりお見せできないのが残念。
 
 その民宿で、汗を流した後は夕食までチョットいっぱいと、ラインメンバーの棚ちゃんが羨ましがっていた生竹筒を使った骨酒で先ずはご苦労さん!
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 勿論!この骨酒は小生がここに来る前に竹林から切り出し生竹に、きつね色に素焼きした岩魚を真空パックで持ってきたもの。
 あっという間に1升ビンが半分に・・・・懐かしい昔話をしながら堪えられないひと時でした。


 夕食もびっくりするほどの美味しい料理の数々。
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女将と言い料理と言い、久保ちゃんが選んだ宿だけあって、流石だよ。


 釣りが先か、何が先かが分からない楽しいひと時を過ごした岐阜の釣行だった。
 次は、6月下旬、海釣り専門の活ちゃんと我が家に遊びに来ることになっているので、楽しみだ。(完)

 

野呂川源流でヤマトイワナと感動の出会い

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 昨年秋、ヤマトイワナとの出会いを求めて山梨県早川上流の野呂川に出かけたが、あいにくの大雨で願い叶わず退散した苦い思い出がある。
 
 ヤマトイワナは本州中部富士川以西の太平洋にそそぐ河川と、紀伊半島熊野川水系など日本でもごくわずかにしか生息しない日本固有の亜種だ。
体長は25cm位、やや黒ずんでいる体色にオレンジ色の斑点が眩い実に綺麗なイワナと聞いていたが、実釣するのは夢だった。  

 野呂川源流域には6月でなければ芦安温泉からのルートが開かない為、早々に行こうといつもの釣友、赤羽さん、川崎さん、滝澤さんを誘って早くから2泊3日で計画した。
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 野呂川源流域への釣行基地は芦安温泉から約1時間の広河原山荘キャンプ場だが、一般車は入れない為、ジャンボタクシーを予め予約して行った。
タクシーの降り場広河原のインフォメーションセンターからキャンプ場までは5分程度、晴れた日には、この辺りから目の前に日本で富士山に次ぐ高さの南アルプス北岳(3193m)が手に取れるように望める絶景だ。
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 広河原からだと北岳山頂まで、健脚なら10時間程度で往復できるという。

 
 7月14日、釣友の川崎別荘を出たのは5:30。2時間半余りで広河原キャンプ場に到着、まずはテント設営。
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イメージ 4 そして初日はまず広河原山荘上部の野呂川本流へ。今夜の食材分だけを頂こうと申し合わせて出かけた。

 しかし、予報に反して大雨と厳しいお出迎え。早々に納竿、退散せざるを得なかった。
翌日の天気は快晴という予報の為、無理をしないと早めの帰還で、持参した食材で宴会開始と相成ったのだ。




※いざ出陣と気合が入っている滝澤さんと赤羽さん。

 我々の目指す野呂川源流には、広河原から北沢峠行きのバスで野呂川出合迄行き、そこから北沢と野呂川の出合迄沢を下って入渓というもの。
野呂川は両岸が絶壁で、並行して走る林道の途中から入渓することは出来ない。
限られたルートは情報がないと無理だが、幸い昨年広河原で知り合った漁協関係者に詳しく教えてもらって難なくルートを知ることができた。感謝!!
 そうした厳しい入渓条件だが、一旦、渓に出るとそれほど厳しい渓相ではない。
この日は我々が一番乗り!まさに貸し切り状態で野呂川の源流に立つことが出来たのだ。
 6:50、憧れの野呂川での実釣開始。
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 見事な渓相で3人そろって竿を出す。
早々に良型がヒットするが、全てがヤマトイワナという事ではない。長い時間の中で、ニッコウイワナと交雑したものも多くなってきているのだろう。
 野呂川のヤマトイワナの原種保護策は、本流での釣りのみがキープできるもので、全ての支流はキャッチ&リリースか禁漁になっている。
それだけにフライフィッシャーの釣り人が多いのだろう。魚影は濃く、足元をイワナが走る姿を見るがなかなか釣れない、擦れているのだ。

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 野呂川を貸し切ったような遡行にメンバーたちも大満足。
釣果は今夜の食材のみとして、多くはリリースして遡行を続けた。

 そして、ついに看板で見かけたヤマトイワナとの出会い!!感動の一瞬だ・・・・
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27cm、尖った尾びれが特徴的、実に綺麗だ。
(このヤマトイワナは持ち帰り、帰路、上田のアウトドアステーションバンバンで剥製してもらうことで発注した)


 帰路のバスの時間が13:40。
朝下車したバス停野呂川出合まで1時間半余りの時間を見て、大仙丈沢出合い手前の堰堤で11:30に納竿、キャンプ場への帰路についた。

 野呂川出会いのバス停に建てられていた看板。
魚籠の中に看板と同じ色艶のヤマトイワナが納められていると思うと、野呂川に来て良かったと嬉しさが込み上げてくる。

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 キャンプ地に戻れば、連休のせいか朝のテントの数が倍になっている。聞けば、このほとんどがフライマンのテントとか・・・・驚き。
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今回の釣行のもう一つの楽しみ、イワナを食材にした料理と美味しいお酒での大宴会(こちらの方が主目的になっているかもね~)
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イワナ料理の一部をご紹介・・・。
恒例のイワナの刺身、勿論!ワサビは生ワサビを下ろして・・・絶品だ。そして定番の岩魚汁。
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 今回初めて作ったぬたと帰路の途中で摘んできた山野草の芽や葉のてんぷら。ぬたはイワナの切り身をからし酢味噌で和え、きざみ葱を混ぜて出来上がり。ここでしか味わえない贅沢そのもの、逸品だ。

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 川崎さんが持参してくれた大吟醸の生酒2升と、シングルモルトのウイスキー760mlが一本の他焼酎やビール。4人では少し多めのお酒があっという間におなかに入っていく。

無理もない、この料理の数々だから。

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今回の釣り場案内をしてくれた、倉田さんがテントを訪問。情報に感謝とまた来年と約束する。
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そして夜になって、倉田さんを中心とした釣友達の宴会場を訪問。これまた、我々の比じゃない豪華な宴会だった。




 2泊3日、野呂川釣行が終りになった。
タクシー利用とはいえアクセスが楽なだけに、荷物の量もこの多さ。
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来年もまた・・・野呂川に行きたい。(完)







 









黒部渓谷釣行記/祖母谷温泉の巻

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宇奈月温泉から黒部渓谷を走るトロッコ電車で1時間15分、
終点の「欅平駅」から更に1時間余り歩いて、
北アルプス白馬岳や鹿島槍岳への富山県側からの登山ルート、
山間の秘湯「祖母谷温泉」が今回の釣行基地だ。

祖母谷温泉を読める人は少ない(失礼!)と思うので念のために・・・「ばばだにおんせん」と呼ぶ。
急峻な流れの渓谷「祖母谷」と「祖父谷(じじだに)」との合流点に建つ歴史ある温泉山小屋に宿泊、
祖父谷に2日間挑んだ。

因みに祖母谷は下流の名剣温泉にも引湯している高温の硫黄泉が河原から湧き出ているため、
魚が住める谷ではないが、一方の祖父谷は大物のイワナが潜むと聞いていた。
「ちょっと行くか・・・」と気軽に竿を出せるところでない難所続きの渓谷だけに、
多くの釣り人が入渓しているとは思えない。

今回の釣行メンバーは健脚を自負し、酒と魚(肴ではない)と温泉をこよなく愛する、
いつもの釣友川崎さんと滝澤さん。
3人合わせて202歳、まさにジジ達が集った釣り場として祖父谷は好適地かも知れない。
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朝一番のトロッコ電車に乗るため、前夜は宇奈月駅の8kmほど手前にある道の駅で車中泊。
しかし、夕方には止むという予報に反して一晩中降り続いた雨が朝になっても止まない。
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天候が回復したとしても、盛夏でも豊富な水量の黒部川だけに、この降りでは釣りにはならない様相。
いきなり厳しい条件を突き付けられたが、初めてのところだけに行ってみないと分からない。
ダメならゆっくり温泉に入ってのんびり静養・・・と、予定通り行動することにした。

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欅平駅から望む黒部川支流の祖母谷川。
案の定、轟音を立てて流れている。
「水量が多い・・・、これじゃあ」と不安がよぎるが、
ここまで来たからには行くしかない。

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見ての通り、滝澤さんが背負う80リッターのザックの中身は何だろう?
お腹の出具合と背中に背負うザックと前後のバランスが必要だから・・・・、
と言うことではないらしいが、テント泊でもなく温泉山小屋に宿泊するには、チョット多すぎる気がする。
しかし!中身は釣り装束と釣り具一式に必要不可欠なお酒とつまみ類がびっしりと聞けばうなづける。
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欅平駅から5km余りの道程をゆっくり歩いて70分、
長〜いトンネル(歩行者専用、100mはあろうか)を出たところで見えたのが、この日の宿泊先、祖母谷温泉だ。


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祖母谷温泉は、祖母谷と祖父谷が出合う、祖母谷側の右岸に建っている、
山小屋風の母屋と左下に見えるのはキャンプ場と日帰り温泉としても入浴客が多い露天風呂だ。
超!親切で温厚な人柄のご主人と奥さんに出迎えられてチェックイン、
まだ10時前というのに「どうぞお部屋へ・・・」と案内してくれた。
聞けば「今日はお客さんたちだけ」と貸し切り状態、3人での個室利用と最高の条件だった。

先ずは、夕食前に岩魚の刺身でいっぱい(これが定番)のために食材仕入れと、
早めの昼食でいざ出陣!ご主人に入渓点や堰堤高巻きのルートを教えてもらい祖父谷へ。
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祖父谷は聞きしに勝る渓相で、
このまま額に入れて飾りたい渓谷美だ。
落差の大きな白泡いっぱいの流れだけに、
ポイントは大石の裏側と限られている。

渓に立ち第1投で28cmの岩魚をヒットしたのは筆者。
「すっげえぇ!!これじゃあ10分も釣れば刺身の食材が調達できるよ」と、超!ご満悦。
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続いて川崎さんも良型ヒット!
(写真が小さくてすみません・・・右手に持つのは29cm、泣き尺の天然岩魚。)イメージ 9









そして負けじと滝澤さんもヒット。
あっという間に泣尺クラスを3人そろい踏みと相成って、めでたしめでたし。


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釣れる岩魚は全て27cm〜29cmで太っている、
刺身用としては最高級の食材だ。

しかし・・・その後は増水しているせいもあってポイントが
少なく、アタリもぱったり途絶えてしまった。
?????水温の微妙な変化か・・・理由は分からない。

遡行を続けるが、急峻な山岳渓流だけに400〜500mごとに堰堤がある。
釣り人が入っていないだけに、踏み跡もない藪漕ぎの高巻きは体力が勝負と言え息が切れる。
「まあ、今日は刺身分だけ釣るのが目的だから・・・」と、
そして翌日の下見を兼ねてなんだからと納得して、しばらくの時間遡行を続けた。

3時になった、「疲れたぁ。もう今日はこれでいいんじゃない?」と誰からとなく納竿のサイン。
3人の魚籠には良型揃いが合計10本納められている、
夕食前のいっぱいの肴、刺身の食材としては十分な量だ。

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宿に戻って先ずは温泉で汗を流して・・・というお二人。
(注:法に触れないように、モザイク処理をしました)


その一方、兼カメラマンはキャンプ場の流し場で刺身の調理中!
全部を刺身にというリクエストで、捌くにも時間が掛かる。
良型サイズだけに、身の厚さもあり刺身用としてはこの上ない高級食材だ。
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見事!!!に出来上がった刺身皿、
流し場の近くで採ったモミジの葉が、美味しさを倍加させる。
                      ※注:見た目の良さは料理人の腕前と言える(自慢話しだねぇ〜
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刺身に舌鼓を打ち(ワサビはこの日のために、糸魚川のヒスイワサビを下した本生を持参)、
川崎さんが提供してくれた秘蔵の大吟醸酒でのいっぱいは、
釣り人だけが味わえるこの上ない贅沢なものだ。
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何せ4時からの大宴会で、すっかり酔い酔いになっているのだが、6時からの夕食は第二弾。
夕食は別腹にと、改めてカンパ〜イで全てお腹に収められた。
夕食後、オーナーのご主人と奥様(温泉宿だから「女将」と呼ぶのがイイのかな?)と記念写真。
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冬季は千葉のお宅で、シーズン中は祖母谷温泉でと1年の半分をそれぞれで過ごすという、
羨ましい?いや、大変な仕事だ。
とにかく親切なお二人だけに、初めてというのにもうすっかり常連さんの気分。
これからは春・秋2回、定期的に来ようというのもごく自然に出てくるほど魅力的な宿だ。


                           <二日目>
昨夜の宴会疲れか・・・起床は5:00といつもより遅め。
昨夜お願いしていた朝食のお弁当、まだ温かい。
6:00ちょうど、お昼は戻ってからと、朝ご飯のお弁当を背負って、2日目いざ出陣!と勇んで渓に向かった。

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朝陽がさす早朝の祖父谷。


前日に続いて大型の岩魚をヒットして喜ぶ滝澤さん。
イメージ 17相変わらず尺近いサイズに思わずほくそ笑む。

水量も一晩でずいぶん少なくなり、ポイントも多くなっていたが、さすがに前日ヒットしたポイントに魚は戻っていなかった。
それにしても今回、27cm以下の小さな?サイズは
全く姿を見ないが・・・どうしてだろう?と疑問がわく。


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川崎さんの強引?ともいえる立ち入りには閉口するが、
「人が立ち入らないところだからこそ、大きいのが居るんだ」という論はうなづけるだけに、
安全さえ確保できれば止める必要はない。
確かに・・・川崎さんの魚籠には一回り大きなサイズが納められていることが多いのも、そのせいだろうか、ポイントの見極めも腕前?のひとつであることに違いない。
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前日の納竿場所から更に上流へと遡行したが、
益々険しい渓相になってきた。
両岸から押し迫る岩壁からの落石にも注意が必要。
そして、川通しで入渓点まで戻ることを考えると、
帰りの時間を考えてもそう奥へと攻め込む訳には行かない。
10時半、早めの納竿でこの度の祖父谷釣行を締めくくることにした。

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祖母谷温泉に戻って、温泉で汗を流して昼食。
ゆっくり帰り支度をして、親切な女将とお別れの記念写真を撮り、祖母谷温泉を後にした。

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欅平に戻る途中、覗き見る祖母谷川の渓相。
絶壁に囲まれ岩魚たちにとって安全地帯(釣り人から遮断されているという意味で・・・)、
降りれれば大物が居るんだろうが・・・・と、眺めるだけの渓相に思わず唸る。イメージ 22



                           谷間にひっそり咲く可憐な山野草たち。
                          大文字草も渓際に咲く代表的なものだ。




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帰路は下りとはいえ、何故か重さが往路と変わらない背負うザックが肩に圧し掛かる。
途中の名剣温泉前で一休み。























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欅平駅から名剣温泉までは15分程度だが、途中はオーバーハングの岩場の下を歩くだけに、安全第一にとヘルメットが常設されている。
勿論、無料レンタル。


我々は、こうした条件のところへの釣行もあるだけに、
それぞれが自前のヘルメットを持っている。
今回の装備品にも必需品としてリストアップし持参していた。

2日間の祖母谷温泉を基地に祖父谷を攻める計画は、釣行前夜の雨による増水が心配されたが、
予定通りの釣果と、祖母谷温泉での厚遇に十二分の満足と感謝ももって終了することができた。
釣友はじめ、全てに感謝。(完)








富山の渓で今シーズンの締めくくり

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2017シーズン、歳とともに年々釣行回数が少なくなっている気がするが、
今シーズンも釣友に恵まれ満足のシーズンだった。
締めくくりは、いつもの釣友川崎さんと富山の渓に出向いた。
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出来れば慣れ親しんだ岐阜の渓で締めくくりたかったのだが、
何せ岐阜は9月の第一週で禁漁となるだけに、一日でも長くシーズンを楽しみたいと選んだ渓が、
日本海側に注ぐ富山県の大河、常願寺川の最上流部のとある渓だ。

現地で車中泊の一泊二日の行程。
先ず初日は、午後から夕食での食材を仕入れがてら様子見として、
二日目に早朝からしっかり釣りをするという計画。

もし釣れなかったら・・・と、川崎さんが極上ステーキ肉、おいどんが信州サーモンの刺身を持参。
これに釣果の岩魚の刺身を加えられれば、超!豪華版になる。
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食材仕入れと出向いた初日、渓は渇水気味だったが釣れた岩魚は尺ぴったりの天然岩魚。
これぞ刺身には最高!の食材。


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超!豪華な食材が並んで夕食準備完了。


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さあ、カンパ〜イで、大宴会の始まりだ。
ここはダムサイトの駐車場際にあるあずまやで、
場所としてあまりにも条件が整い過ぎているくらい。


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今回、岩塩でできたプレートで肉を焼いたが、ほんのり塩加減に粗挽き胡椒を一振りし、
旨味最高!
日本酒とのマッチングもバッチリで、こんな贅沢な山中晩餐は、なかなかできることではないだろう。


翌朝、まだ夜が明けやらぬ早朝5:30、
車はダムサイトに駐車し、雑草が生い茂る林道をバイクで車止めゲートまで約10km。
更に1時間歩いて入渓。
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水量が少なめだけに、いまひとつ反応が鈍かった。
これなら毛ばりのほうが・・・提灯毛ばりを得意とする滝澤さんが一緒ならきっと喜んだに違いない。
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渓の際には大文字草が可憐に咲いている。
                 こうして山野草鑑賞ができるのも釣りの楽しみの一つだ。

イメージ 7    ゴルジュ続きの渓相。
泡の中奥深くに居つきの大物がいそうだったが、ここでは全くアタリはなかった。
更に上流へと遡行する中で尺近い大型を数本魚籠に納めることができ、
今シーズンの総締めくくりをした。


2月から7ケ月余り、今シーズンも事故なく楽しむことができた渓流釣りに感謝!
一緒した釣友たちに感謝!
私たちに釣りの楽しみを与えてくれた自然に感謝!全てに感謝。

来年の解禁までちと長いが、また楽しい釣りができることを祈願してしっかり充電しておきたい。
2017渓流釣行日記(完)











今シーズン、本格的な渓流釣りのスタートは奥飛騨で

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2018シーズンが始まって既に2ヶ月が経った。
が、なかなか釣りに行こうという気が・・・決して嫌いになった訳じゃないのに。
今までは、思い立ったらすぐ行動!だったのだから、やっぱり歳をとったという事なんだろうな。
仕方ないって片付けるにはチョット気が早い気がする。
そだね~(聞いたことがある言葉だが)よっしゃあ!今年も頑張るぞー。イメージ 2
                                   栃尾温泉C&R区間からの槍ヶ岳の眺め

今シーズンの本格的な釣行先で選んだのは、奥飛騨温泉郷「栃尾温泉」の前を流れる高原川支流の蒲田川。栃尾温泉の辺りは数年前からC&R区間となり、3月1日の解禁から大勢のフライマンで賑わうところだ。それというのも、豊富な温泉が湧出する土地だけに、地熱が高く水温も高めという事らしい。。
ここのC&R区間は、5年前まではリリースをすれば餌釣りでも良かったのだが、平成26年シーズンから餌釣りは禁止となった。想像するに・・・マナーの悪さが問題なんだろうな。
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小生の釣りは餌釣りが主。
という事で、この区間は見学のみでスルー。
今回の釣り場は、予定通り新穂高ロープウェイ付近から上流域なのだ。





さてさて、今回は東京在住の釣友、八木さんを迎えて2人での釣行。
4月27日、新幹線で到着した八木さんをピックアップしていざ奥飛騨へ・・・。
長野からだと片道約130km、2時間半のドライブで、宿泊する栃尾温泉に着いたのは午後3時。
当初、夕まづめをチョットという予定だったが、時間的に中途半端という事で、周辺をドライブ観光と相成った。

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最近、あちこちで火山が噴火というニュースが飛び交っている。
そんなこともあって、直ぐ近くで見れる焼岳を見に行こうと・・・・


焼岳は大正14年に大噴火したというまだ真新しい歴史をもつ活火山。
ここから見える焼岳の向こう側は長野県の上高地。そう、上高地の大正池は、焼岳の噴火で川がせき止めらてできたという記事だ。
目の前にそびえる焼岳、2kmも離れていないここに大きな集落があることが信じられない。
いつ噴火するか・・・そんなことを考えての毎日なんだろうか。
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見学はそこまでとして、宿に戻って明日の準備。
この宿は温泉民宿の「栃尾荘」。
つり人4月号だったか・・・温泉宿と渓流釣りの記事を書いたときに紹介した宿だ。
女将、若女将共に超!美人というのが理由で、ここを常宿としている三重県の釣友の紹介がきっかけだ。
山菜を中心とした料理でお酒が進む。夕食前にチョット部屋で湯上り一杯をやって、更に夕食でビールと日本酒4合をあっという間に飲み干した。
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さあ、釣り人の早朝は早い。
4:30起床で5:00には出発、もうすっかり夜が明けているので遅いくらいだ。
新穂高ロープウェイ山麓駅付近の駐車場に車を置いて、登山道を兼ねた林道を歩いて1時間。
イメージ 6急峻な勾配の登りにはいささか息が切れる・・・・



いよいよ入渓!ここの渓相は、大石が連なり急峻な流れが続いているところだが、
3日前に大雨が降り、増水したという情報があった。
水量が多く、いつもなら大石の点在ごとにある淵がすっかり流れの中で潰れてしまっている。

同行の八木さん『いやあ、こんな渓相のところでの釣りは久しくやっていないね~。すっばらしいところだ・・・この水量だと、でっかいのがいるんだろうね』と、胸をワクワク躍らせている。

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そして・・・まずは八木さんヒット!!おめでとう!27cmの良型だ。


麓の桜はもうとうに散っているという時期なのに、この辺りはまだ冬が目覚めたばかりという感じさえする。
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見事なスノーブリッジが目前に現れた。凄い!の一言。厳冬期に雪崩で流れがせき止められた様子が伺える。
今、このブリッジが瞬時に崩落して流れに被されば、一旦流れがせき止められ、その後一気に溢れた水が流れ出す・・・怖いことだ。大自然の力にはかなわない、注意!注意!
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残雪はまだ道にもたっぷりあったが、ちょうど今朝、除雪車が道を開けてくれた。
その道へ高巻きで登るが、これがイメージ 10キツ~イ。







再入渓するものの、この辺りには雪崩の跡らしく残雪が多く、遡行には安全確認が必要。

それにしても、豪快な渓相での釣りだ。






八木さん、2本目のヒット。一本目と同様、27cmの良型だ。イメージ 11
小生はここまで23cm~25cmが3本魚籠に入っている。
何故か小ぶり・・・・どうして?攻めるポイントが違うと、これほど型に差が出るんだと改めて思った。

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更に遡行する流れには雪のブロックが
悠然と構えていて、恐怖感は拭い去れない。
午前10時、雪代が出始めたのか水温が少し下がって、あたりがパタッと途絶えた。
残雪を抱える渓流釣りでは、この雪代がくせ者。魚たちはわずかな水温の変化で、ピタッと就餌活動をやめてしまう。
「だめだあ~」と、あきらめが早い小生。ちょっと早いが納竿するかと八木さんに聞けば、まだまだ行こうよと元気な返事。
もっとも、東京から遥々釣りに来て、3~4時間の釣りで帰るというのではと更に遡行を続けることに。

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しかし、残雪に狭められた渓相から釣れる気がしない。
「今日はこれまでにしようよ」と、後ろ髪をひかれる感じの八木さんを説いて納竿とした。(完)
















































定番!カモシカも羨む山中での豪華ディナーの為に

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 そこに行った釣り人にしか味わえない山中での豪華ディナー・・・今シーズン初めての一泊釣行は富山県のと・ある渓流での事。
今回の釣友川崎さんは、高崎から高速を利用してというが約350km、4時間の行程。
我が家からもちょうど200kmだから、まあ概ね東京⇒長野間の距離という、好きものでないとできないことかも。
そこまでしても行く!というのは、確実に釣果も期待でき、豪華ディナーの食材の入手が簡単にできると目論んでの事だ。

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ここの入渓ポイントまでは、車の終点ゲートから10km余り奥に入らないといけないことから、二輪車の愛車が必須のお供。


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釣行は14日~15日、一泊の計画。
昼前に現地入りし、定番の岩魚の刺身、タタキ、岩魚汁とこの時期ならではの山菜を使ったメニューを予定。

山菜は期待通り、ウド、ウルイ、フキ、タラの芽、ヨモギ、山ブドウの若芽等々(あとで写真を・・・)



初日、まずは夕食の食材仕入れに、ひとまず2~3時間釣りに行こうと出発。林道にはまだ残雪があるというのも、豪雪地帯が伺える。
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とにかく清らかな流れ・・・・高巻きを余儀なくされるところで、お先にと高いところから粘る川崎さんをパチリ!ここで刺身サイズの28cmを魚籠に納めた。

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いやあ、実に釣りのテクニシャン、尊敬する釣り人だ。
しかし、何か強張っている顔、あまり嬉しくない様子だけど、川崎さんにとってこの一本が今シーズンの初釣果だというから・・・・本当?って思うけど、だったらもっと嬉しそうな顔してもいいよね~。

今シーズンは数回釣りには出てはいるが釣果がなかったという。




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ここはとにかく渓相も最高!
















という事は、平坦続きのところではない、へつりの場所も多く、釣り人達にとっての遡行難易度といえば「難」であり、かなりの上級技術が要求されるところだ。
無理はいけない!!!!って言うが、川崎さんは結構強行派。
あとでその顛末をご覧いただくが、とても臆病の私には安全第一ってことで、GO!・STOP!・BACK!を実行することにしている。当然だよね~

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今日は、これからの夕食の食材が調達できればとの予定で出ただけに、刺身用の4本を2時間ほどで魚籠に納め、目的達成として、まだ3時前だが準備も大変だからと納竿。
それにしても天然もので26cm~28cmのサイズ揃いと最高!
あとは天ぷら食材の山菜を採取することに。


今夜の豪華ディナー会場はゲートから5kmほど下った、山中にある公園のあずまや。お泊りもここの駐車場での車中泊。
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ディナーの支度にはたっぷり2時間。
自然の恵みだけでのディナーとはいえ、万が一のために焼肉は欠かせない。
さあ!準備万端でカンパ~イ。
目の前に並んだ豪華料理に、ご満悦の川崎さん。

さっきの初釣果の顔とは別人のようだ。
そだね~そだね~(もう古いか・・・)
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詳しくご紹介しよう・・・
左上は山菜の天ぷら(ウド、タラの芽、ヨモギ、フキ)、中央は岩魚の刺身とタタキ。
盛り付けの飾りに近くで取ったオオヤマベニウツギの花。
そしてウルイの酢味噌、コリコリした食感(茹で方にコツあり)、これが実に美味かった。
酒類はビールで乾杯後、生原酒にシングルモルトのスコッチウイスキーとこの上ない贅沢なものばかり。
これぞ!まさに釣り人しか味わえない料理の数々、こんなことを至福の時と言うんだろうな。

5時過ぎから始めた豪華ディナーも、明日の朝は4時半起床出発とし、8時には片付けエンドでご就寝。チョット早すぎるけど、山中のスケジュールはこんなもの。
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この日は、前日の納竿場所から更に上流で釣りをすることに。
豪雪地帯とは言え、渓際にはまだ残雪がある。
おそらくこれは冬の雪崩の跡だろうが、こうして雪があると魚籠に入れて釣りあげた魚の保冷剤として活用出来て都合が良い。
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川崎さん、好調!何せ、サイズ揃いで今夕も自宅で刺身を食べるんだと意気込み、刺身サイズのみ魚籠に入れてお持ち帰りと上機嫌。




山荘への帰路の時間を考えて、この日は遅くも10時には車に戻りたいと、9時過ぎには納竿という予定で、ここが最後のポイントとしたところに着いたものの・・・・。
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目の前に見えた好ポイントに誘われ、無理はいけないからBACK!BACK!!の声も届かないうちに、この流れを渡渉し始めた。
案の定、流れに足元をすくわれ転倒、ドボーン・・・・と流れに飲み込まれた。
履いているウェーダーが風船のようにぱんぱんに膨れて、流れ出した。
イチバン焦ったのは同行者、ヤバイ!!!勘弁してよ~一瞬どうなるかと思った。

しかし流れが左岸の岩肌にぶつかるという流筋の為、機転で岩の突起に捕まり、難を逃れた。
あ~良かったと胸を撫でおろす一幕。

イメージ 12いやあ、無理だったよ・・・と、全身ずぶ濡れになりながら本人、ケロッとしたもの。

ん、まったくう~同行している者のほうが焦ったけど、無事で良かった。
川崎さんには朝から前兆があった。
入渓最初に転んだり、竿を流しそうになったり・・・頭上の枝に仕掛けを何回も取られたり、
今日は日が良くないから注意して!と忠告していたところで、
最後の仕上げがこういう事。
笑い話で終われることにまずは一安心。
もしや?と考えると背筋がゾッとすることだよね~。

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帰路、こんなへツリもあったが、安全確保には細心の注意でご帰還、今回の釣行は無事?車へのご帰還となったのだ。
それにしても今回の釣行は、これ以上はないという満点の思い出つくりが出来た。










<おまけ>
昼前に渓流釣りが終わったこともあり、帰路、糸魚川辺りで少し海釣りでもやって行こうかと、そっと積み込んでいた海釣りの道具一式。
新潟県境を過ぎて、親不知から糸魚川までの間で数回やったことがあるポイントでチャレンジしようと、青海川の河口左岸の砂浜に陣取った。
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そこで何と!第一投でヒットしたのは「ほうぼう」海釣りを始めて間もない小生にとって、これが何なのかは分からず、海釣りの師と仰ぐ糸魚川の後輩に聞くことに・・・。「刺身が美味いよ」とアドバイスを貰って、今夕はこれでいっぱいとお持ち帰り。

イメージ 15わが家でまずは三枚に下して(なかなか素人にしては上手でしょう?)刺身に。
日本酒にピッタリ、いやあ美味かった。

昨日の岩魚の刺身といい、ほうぼうの刺身といい、
今回の釣行には超!満足してのジ・エンドでした。(完)


































































白馬で出会った思い掛けない人たち

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6月上旬、東京からの釣友を白馬方面に案内することになっているが、
一緒に迎える釣友の滝澤さんから「まだ残雪があるのかな…釣り場情報が欲しい」と、
遠回しに『下見に行って来い!』(笑い)と言わんばかりのお達しがあって。

じゃあのんびり行ってくるかと、天気が良いこの日、我が家を出たのが7時過ぎ、
夜明けと同時に竿を出すのが渓流釣りの常だから、5時間遅れの行動。
勿論!せっかく行くんだからちょっと竿を出して(魚影調査が目的?)と、
一応の釣り支度をして出かけたのだが・・・思わぬ出会いがあって。
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本当は、今週末に東京から別のお客さんをお迎えして、
釣り体験と我が家での宴会予定だったが・・・アクシデントがあって急遽キャンセルということで、ぽっかり予定が空いたこともあってのこと。
実は、この景色をお見せしたいと思ってのことだったが残念でした。

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東京からだと、長野は日本列島のど・真ん中っていうイメージが強いと思うんだけど、実はもうすぐ日本海。

日本海に注ぐ姫川支流の松川は、北アルプスの雪解け水が盛夏まで流れ込むこともあり、水温は真夏でも一桁9℃ってことが多い。

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あまりの景色の美しさに、ちょっと国道を離れた田んぼ道から眺めた、左から白馬槍ヶ岳、
杓子岳、白馬岳、小蓮華・・・
        いずれも3000m級の山並みだ。



イメージ 4姫川支流で水量が多い松川や平川、
そしてちょっとした隠し沢?を一通り見て回った。
ここは崩れ沢でちょっと危険かな・・・
この日は水量も多くポイントが無いためスルー。







と、駐車したところに戻ると、一人の若者(40歳くらい)?
が軽のワンボックスカーで釣り支度中。
もう10時過ぎのことでルアー竿を持っている。
「これから、ここに入るの?」と聞けば、いつも来ているところだけど今日は水量も多いし濁りが強いからダメかなと・・・。

そんな話をしていると、『JaSRAのシャツだ』と私の着ている半そでシャツを見てポツリ。

JaSRAとは、私が創設時から20数年、校長職を拝命して勤務した専門学校の略称。
「JaSRA知ってるの?」
『ええ、私の嫁が卒業生で・・・』
「えっ?だれだれ?」
『○○ 〇美、一期生です』!!!!!!!!!!!!びっくりした。
もう~すっかり彼の仕事のこと他、内々話に花が咲き30分余り、足止めをさせてしまった。

彼は長野市篠ノ井に住んでいるとのことだが、
よく行く釣り場情報でも私が足を運んでいるところと一緒のところが多く、
「じゃあ、今度一緒に行こうよ。奥さんに宜しく、電話頂戴って言って」と、別れた。
これを奇遇って言うんだろうな・・・・また、若い釣り友が出来た、ばんざぁ~い、(大喜び)



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その後、2~3の支流をプラプラのぞき見して、
時間もあるから露天風呂でもと入浴。
若葉が生い茂る大自然の中に、かけ流しで広い湯舟とこの上ないロケーション。
オゾンを身体いっぱいに浴びての入浴、もう最高!!


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さすが白馬だけあって登山客が多い。
隣で湯舟に浸かっている真っ黒に日焼けし、きりっと身体が締まった精悍な顔つきの若者?
声を掛ければ、今朝、山頂の小屋を出発し下りて来たという。
これから大糸線で糸魚川に出て、更に立山駅まで行って野営、明日は富山県立山に登るという。

え~!?山から山へどういう事?・・・入浴後はバスで駅まで出る予定と聞いたため、
ここは根っからの優しさ?で、もう少し話を聞きたくなったこともあり、
「駅は帰る途中だから、乗ってきなよ」と、送ることに。
超!デカいザック・・・「大きいね~何キロある?」『30キロは軽く超えている』という。
車中で聞いた彼の生き様は実にユニークであり、世の中こんな人がいるんだと感心した。

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<写真説明>
※帰りの車窓から・・・
この日は黄砂がすごく、山並みが霞んでいた。







彼の話では・・・
『先週まで西表島のサトウキビ農家で仕事、上半身は鍛えられたが下半身がまだ十分じゃないのでトレーニングで山登りしている。立山に登った後は、笠ヶ岳の山小屋開きの仕事をする』という。
さすが笠ヶ岳には新穂高のへりポートからヘリコプターで登るというが、
そこで『6月末まで小屋を開ける仕事をするが、小屋が開ければアルバイトでもできる仕事なので、一ヶ月やったあとは北海道の利尻島でコンブ漁の仕事を一ヶ月半やる』という。

一年中、日本列島の南から北まで、標高0mから3000mまでの生活・・・・・驚くばかりだった。
定職に就いてはいなく、農家や漁師の仕事で稼いだお金で、贅沢しなければ十分生活できると、
彼としては充実した人生を送っているというが、私には別世界の話だが人それぞれ生き様があるんだと・・・感心するのみ。
金のなる木でも持ているの?かも知れない。



送った駅で、
『西表島のサトウキビで作った黒糖、気持ちばかりのお礼で・・・』とザックから小袋を取り出したが、
「これから山の中で不自由な生活が続くんだから…私なんて街にいて何でも手に入る、気持ちは貰ったから持っていきな」とお断り。
しかし、いまどきこんな実直誠実な人がいるんだ。
丁重に頭を下げられ、手を振って別れた。
何かいい事したような気になって・・・今日は気分最高!の一日だったと帰宅。


そうそう釣果の報告。26cmの刺身サイズを2本、
晩酌で美味しくイタダキきました。(完)
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業務用冷蔵庫を買っちゃいました。

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キッチンにある家庭用の冷蔵庫では、果物とか野菜を入れる量がちょっと・・・・と、ネットで探していたら適当な値段の中古があったので買っちゃいました。

 置いた場所は車庫の奥。
すごいパワー、さすがホシザキの業務用だけあって・・・気に入っちゃいました。
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実は、買った本当の目的は、8月になってからのことですが、今から準備?
ワッサーの保管用なのです。
※長野県須坂で誕生したニュータイプの桃-ワッサー長野県須坂市の中村渡氏が自園の山根白桃とネクタリンの混植園で発見した実生を選抜育成したもの。
調査の結果、優良な品種であると確認したので品種登録を申請し、平成2年11月20日登録された新品種。
中村氏が小学生の頃に呼ばれていたあだ名のワッサーを名前にしたんだって、
面白いね~。

このワッサー、実は一本「私の木」があって、須坂の富澤農園さんにお願いしているんですが、一本から500ヶ位採れるので、大方は贈答用に使うんですが、家庭用としても大量に保管しておく必要があってのことなんです。
一ヶ月?毎日のように、とっても美味しくいただいているんです。







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